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ぶらくり会第200回記念特別講演

ぶらくり会第200回記念特別講演(2019年(令和元年)8月)報告

開催日時:8月10日(土)午後2時00分~午後3時40分
開催場所:生田神社会館
講師:三代目 桂春蝶(かつら しゅんちょう)師匠
講演テーマ:落語で伝えたい想い『エルトゥールル号物語』
-報恩、時を越えて・・・和歌山から生まれたトルコとの友情-
出席者数:156名(会員48名、会員家族14名、和大先生2名、現役学生4名、友人88名)

 昭和53年に始まったぶらくり会が今回で第200回目を迎えることになったのを記念して、三宮・生田神社会館に三代目桂春蝶師匠をお迎えして、和歌山県串本が舞台の「エルトゥールル号」海難事故を落語で伝えて頂きましたので、その概略を以下に報告します。

 上方落語のホープ桂春蝶師匠による『エルトゥールル号物語』は今から129年前に実際に起こった海難事故を題材にした落語ですが、この海難事故は、殆どの日本人は忘れているか、あるいは知りません。
しかしながら、トルコでは学校の教科書にのっていて小学生でも知っている日本とトルコの友好関係が今に至るまで続いている歴史上の事実であります。

「エルトゥールル号物語」のあらすじは以下の通りですが、156人の参加者は春蝶師匠の軽妙な語り口に引き込まれ、時に涙し、時に大爆笑をして落語を大いに堪能したところです。

エルトゥールル号海難事故は、明治23年(1890年)9月16日にオスマン帝国(現在のトルコ共和国)の軍艦エルトゥールル号が和歌山県串本町の紀伊大島・樫野崎沖海上で遭難し600人近くの犠牲者を出した海難事故ですが、生存者69人が島民総出での救出、介抱により、後日日本海軍の軍艦2隻でイスタンブールに無事帰還することができました。このことは、オスマン帝国の新聞で大々的に報じられ、当時のオスマン帝国の人々は遠い異国である日本と日本人に好印象を持ったそうです。

 この時から、百年近くたった1985年3月、イラン・イラク戦争のさなか、イラクのサダム・フセイン大統領が48時間後、イラン上空を飛ぶ全ての航空機を撃墜すると突然宣言しました。
この宣言を受けて各国は自国民を救出するために特別機を手配したりしていましたが、日本は自衛隊機を(法律上)飛ばせない、民間機も安全が保障されない限り行くことは出来ないということで、当時イランに住んでいた200人以上の日本人は途方に暮れていました。

すると、フセインの撃墜宣言のタイムリミットぎりぎりのところで、トルコ航空が日本人のためにDC10を2機配備すると申し入れてくれたのでした。
なぜ、トルコが日本人のためにと、誰もが不思議がったそうです。
その時の日本政府の高官は、外交努力の積み重ねというようなことを言っていたそうですが、トルコ政府の高官は「100年前のエルトゥールル号海難事故で日本人から受けた恩を忘れていません。その恩に報いただけです。」と語ったそうです。

トルコでは子供でも知っているこの海難事故がきっかけで大の親日国になったと言われています。

 なお、今回は特別講演ということで、柑芦会会員&家族、和歌山大学の先生&学生、会員のお友達と広く声がけしました。その結果、参加者は合計156名と大盛況となりました。
また、講演の後の茶話会では、ぶらくり会が発足した当時、お世話係をされた大学4期の野﨑雅廣先輩に、発足に纏わる逸話等をお話して頂きました。
                                   以上
ぶらくり会世話人  柑芦会神戸支部 平林 義康(大学20期)

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ぶらくり会2019年(令和元年)5月例会(第199回)報告

ぶらくり会2019年(令和元年)5月例会(第199回)報告

開催日時:5月24日(金)午後6時30分~午後8時
開催場所:神戸市産業振興センター 801会議室
講師:松本 裕之(まつもと ひろゆき)様
   防災士
   加古川市議会議員
   保護司/加古川市社会教育福祉教育推進員
   障害者スポーツ指導員/小学生バレーボール指導員
  (略歴)
   1958年(昭和33年)神戸市生まれ
   加古川市在住
   神戸学院大学卒
講演テーマ:『防災・減災について』-天災は忘れた頃にやってくる!備えあれば憂いなし!-
出席者数:11名
詳細は下記PDFでご覧ください。

http://www.kourokai.com/koube/20195kb.pdf

「ぶらくり会」第200回記念特別講演のご案内


                                2019年6月18日
柑芦会各支部会員の皆様
和歌山大学現役学生の皆様
                                   柑芦会神戸支部

「ぶらくり会」第200回記念特別講演のご案内
柑芦会神戸支部の勉強会「ぶらくり会」は諸先輩方のご努力により30年以上の長きにわたり開催されてきました。
そしてこの度、第200回目を数えることになりました。
記念すべき第200回を記念して、トルコ共和国が親日国になったきっかけの「エルトゥールル号」遭難事件を、上方落語界のホープ「三代目桂春蝶師匠」に落語で伝えて頂こうと思います。
桂春蝶師匠は一昨年の独演会で大阪フェスティバルホールの2400全席を満席にした実力の持ち主であり、必ずご満足いただける講演会=落語会になると思います。

開催場所、日時等は以下の通りですので、皆さま奮ってご参加ください。
なお、講演会終了後、柑芦会会員、現役学生限定の茶話会を開催しますので奮ってご参加ください(茶話会の会費は無料です)。

1.講師:三代目 桂春蝶師匠
2.テーマ:落語で伝えたい想い「エルトゥールル号物語」
3.場所:生田神社会館 TEL 079-391-8765 
            JR、阪急、阪神三宮駅より徒歩約5分
4.日時:令和元年(2019年)8月10日(土)
     開場・・13:30
     開演・・14:00
     終演・・15:30(予定)
     茶話会:15:30~16:30(柑芦会会員、現役学生限定です)
5.会費:2,000円(お一人当り)、但し、現役学生さんは無料
6.申込締切:7月31日(木)
7.その他:①この度の特別講演は、柑芦会各支部会員のご家族、お友達にもご参加して頂けます。会員は支部名、卒業期およびお名前をご連絡ください。ご同伴のご家族、お友達はお名前だけで結構です。
      ②現役学生さんは、学部、学年、ゼミに所属の場合はゼミ名をご連絡ください。
      ③茶話会は柑芦会会員および現役学生さん限定ですのでご注意ください(無料)。

*ご参加の場合は以下のいずれかにご連絡ください。

(世話役) 平林 義康(20期)辻  均 (20期)
春蝶

5月度ぶらくり会(第199回)例会開催のご案内

                                  2019年4月10日
柑芦会 神戸支部会員各位

        5月度ぶらくり会(第199回)例会開催のご案内

桜が見頃の時期となりました。皆様、如何お過ごしですか。
さて、5月度ぶらくり会例会を下記要領にて開催いたしますので奮ってご参加下さい。

                    記

◎ 講演テーマ:『防災・減災について』-天災は忘れた頃にやってくる!備えあれば憂いなし!-

1. 日時:2019年5月24日(金) 18:30~20:00
2. 場所:神戸市産業振興センター801会議室 (添付地図をご参照ください)
    神戸市中央区東川崎町1丁目8-4(ハーバーランド内) 078-360-3200
       JR「神戸駅」より徒歩約5分、阪神電鉄「西元町」駅より徒歩約6分、高速神戸鉄道「高速神戸」駅より徒歩約8分、市営地下鉄海岸線「ハーバーランド」駅より徒歩約5分
3.講師:松本 裕之(まつもと ひろゆき)様
   防災士
加古川市議会議員
   保護司/ 加古川市社会教育福祉教育推進員
      障害者スポーツ指導員/小学生バレーボール指導員
   (略歴)
1958年(昭和33年)神戸市生まれ 加古川市在住 神戸学院大学卒

4.講演内容: ・阪神淡路大震災から24年、東日本大震災から8年が過ぎましたが、その後も大きなものだけでも熊本地震、大阪北部地震、西日本豪雨、平成30年台風21号、北海道東部胆振地震等、日本列島は天災が続発しております。
また、21世紀前半にも発生する可能性が高いと言われている東南海地震もあり、今後とも天災は続くと覚悟する必要があります。
このような状況下、皆様は既に様々な備えをされ対策を講じておられると思いますが、ボランティアとして各被災地を訪問されてきた防災の専門家であられる松本様に、現場の状況から感じられたこと、学習されたことを含めて、今一度、今後の防災・減災のためには何をすべきか、どのような備えをしたら良いか等を、ご教授頂きます。

5. 会費:1,000円
6. 懇親会:講演終了後、近隣の居酒屋で懇親会を開催します。講師もご参加予定ですので是非ご参加下さい。 (自由参加、予定会費2,000~2,500円)
*出欠のご連絡は、講演会、懇親会毎に5月14日(火)までに世話役・平林迄メールあるいは電話にてご連絡下さい。 
 特に、懇親会にご出席の場合には、会場の予約の関係上必ずご連絡下さい。
                                  
                                                           以上

                                    ぶらくり会 世話役 平林義康(大学20期)
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3月度ぶらくり会(第198回)例会開催のご案内

                         2019年2月7日
柑芦会 神戸支部会員各位

      3月度ぶらくり会(第198回)例会開催のご案内

本格的な春には暫く時間もかかると思いますが、皆様、如何お過ごしですか。
さて、3月度ぶらくり会例会を下記要領にて開催いたしますので奮ってご参加下さい。
なお、開催場所が従来のところから変更になっておりますのでご注意ください。

                   記

1. 日時:2019年3月13日(水) 18:30~20:00
2. 場所:ホッとスタジオ (添付地図をご参照ください)
(神戸高速花隈駅より徒歩1分、JR元町駅西口より徒歩10分、JR神戸駅より徒歩13分)
      神戸市中央区元町高架通3番226
3.講師:露の新幸(つゆの しんこう)様
   落語家(露の五郎兵衛一門)
   (略歴)
1974年(昭和49年)大阪府生まれ
2014年(平成26年)露の五郎兵衛一門の露の新治師匠に入門
落語家になる前は音楽のインストラクターとして専門学校にて高座ではなく講座をつとめたこと
もあり、劇団に所属していたこともあります。
「毎日高座に上がる」を目標に精進の日々であります。

4.講演テーマ:『落語と音楽と芝居』
         -右脳の活性化で認知症予防に繋げましょう-
・社会の第一線を突っ走り、活躍されてきた皆様、論理的思考つかさどる左脳はさぞかし発達していると思いますが、空気を読む、他者を理解する、コミュニケーションを円滑に進めるために必要といわれている右脳の活性化も図ってみませんか。
そして両脳の覚醒で認知症予防に繋げましょう。
この度の講演では、落語、音楽、芝居で講師が得たコミュニケーション能力を皆様に伝授して頂きます。
1時間半の講演のなかで、落語もお聞かせ願えると思いますし、楽しいお話もお聞きできるものと期待しております。
5. 会費:1,000円
6. 懇親会:講演終了後、近隣の居酒屋で懇親会を開催します。是非ご参加下さい。
   (自由参加、予定会費2,000~2,500円)

*出欠のご連絡は、講演会、懇親会毎に3月6日(水)までに世話役・平林迄メールあるいは電話にてご連絡下さい。
特に、懇親会にご出席の場合には、会場の予約の関係上必ずご連絡下さい。
                            以上

               ぶらくり会 世話役 平林義康(大学20期)
ホッとスタジオ道順

ぶらくり会11月度例会

柑芦会神戸支部会員の皆様


こんにちは。
支部長の平林です。
11月9日に開催された「ぶらくり会11月度例会」報告を添付の通り致します。
あわせてスナップ写真も添付しますのでご参照ください。
PDFでご覧ください。↓↓
http://www.kourokai.com/koube/br3011.pdf
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9月度ぶらくり会の講演要旨

クリックしてPDFでご確認ください。↓↓↓
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11月度ぶらくり会(第197回)例会開催のご案内

                      2018年10月10日
柑芦会 神戸支部会員各位

   11月度ぶらくり会(第197回)例会開催のご案内

野山も本格的に色付き始めましたが、皆様、如何お過ごしですか。
さて、11月度ぶらくり会例会を下記要領にて開催いたしますので奮ってご参加下さい。

                    記

1. 日時:2018年11月9日(金) 18:30~20:00
2. 場所:神戸市産業振興センター 801会議室  (JR神戸駅より徒歩約5分)
      神戸市中央区東川崎町1丁目8番4号
      TEL 078-360-3200
     http://www.second.kobe-ipc.or.jp/incubation/access/ 
3. 講師:吉川 英則(よしかわ ひでのり)様
    和歌山大学柑芦会神戸支部会員
    (略歴)
大阪府出身
和歌山大学経済学部卒業(17期、浅野ゼミ)
4. 講演テーマ:『アイルランド語学学校』
  ・講師は、3年前にリタイアされ、最近はボランティア団体に参加され様々な活動をされているそうですが、その他にも、イタリア、アイルランド、タイ、キューバ等への海外旅行で見聞を広められているとのことです。
その中でも今年の初夏に行かれたアイルランドの語学学校では、我々がなかなか経験できないようなことを経験されたそうですので、現地事情、裏話等を含めてご披露して頂けるものと思います。
5. 会費:1,000円
6. 懇親会:講演終了後、近隣の居酒屋で懇親会を開催します。是非ご参加下さい。
              (自由参加、予定会費2,500~3,000円)

*出欠のご連絡は、講演会、懇親会毎に11月1日(木)までに世話役・平林迄メールあるいは電話にて
ご連絡下さい。
特に、懇親会にご出席の場合には、会場の予約の関係上必ずご連絡下さい。
  ・メールアドレス:hirabayashi9497@yahoo.co.jp 
                                                以上

ぶらくり会 世話役 平林義康(大学20期)

9月度ぶらくり会(第196回)例会開催のご案内

                                  2018年8月16日
柑芦会 神戸支部会員各位

          9月度ぶらくり会(第196回)例会開催のご案内

立秋も過ぎましたが相変わらずの猛暑続きです。皆様、熱中症等にはくれぐれもご注意ください。
さて、9月度ぶらくり会例会を下記要領にて開催いたしますので奮ってご参加下さい。

                           記

1.日時:2018年9月18日(火) 18:30~20:00
2.場所:神戸市産業振興センター 801会議室  (JR神戸駅より徒歩約5分)
      神戸市中央区東川崎町1丁目8番4号
      TEL 078-360-3200
      http://www.second.kobe-ipc.or.jp/incubation/access/ 
3.講師:上野 美咲(うえの みさき)様

    和歌山大学経済学部特任助教

    (略歴)
    大阪府出身
    和歌山大学経済学部卒業(55期、足立ゼミ)
    三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)勤務
    英国UCLバートレット校にて修士号取得

4.講演テーマ:『地方版エリアマネジメント』
  =神戸市はユネスコ創造都市ネットワークの都市デザイン分野の創造都市になぜ認定され日本におけるトップランナーになりえたか。 その秘訣について語る=

・講師は、「エリアマネジメント活動が市街地の経済活動に与える効果やソーシャル・ビジネスの役割に関する研究」を進められていますが、この度『地方版エリアマネジメント』というタイトルの研究論文を完成し書物として発刊されました。
講演では、そもそもエリアマネジメントとは何か、そしてその活動は誰が行っているのか、我々の日常生活あるいは経済活動にどのような影響があるのか(例えば、地価に対する影響)、その他我々の意識しないところにその活動成果が上がっているのか等を語って頂きます。
そして、我々柑芦会メンバーがどのような形でエリアマネジメント(あるいは地域活性化)に関わってきたのかあるいは今後関わることがあるのか、もしくは関わるべきかについてもご教示願えればと思っております。

5.会費:1 ,000円
6.懇親会:講演終了後、近隣の居酒屋で懇親会を開催します。是非ご参加下さい。
(自由参加、予定会費2,500~3 ,000円)

*出欠のご連絡は、講演会、懇親会毎に9月9日(日)までに世話役・平林迄ご連絡下さい。

                                           以上

ぶらくり会 世話役 平林義康(大学20期)


ぶらくり会30年7月例会(第195回)報告

ぶらくり会30年7月例会(第195回)報告

開催日時:7月11日(水)午後6時30分~午後8時
開催場所:神戸市産業振興センター 801号室
講  師:垂水 千佳(たるみ ちか)様
     NHK大阪放送局キャスター(2018年4月~)
    (略歴)
     福岡県北九州市出身
     慶応義塾大学文学部卒業
     NHK北九州放送局
NHK神戸放送局(2013年4月~2018年3月)
     勤務後現在に至る
講演テーマ:「人前での上手な話し方」
出席者数 :24名

 7月度のぶらくり会例会は、NHK神戸放送局の夕方の番組「ニュースKOBE発」で長らくキャスターを務められ、今年4月からは大阪放送局で気象キャスターの傍ら土曜日朝の「ウイークエンド関西」のレポーターとして活躍されている「垂水 千佳様」に講師となって頂き、「人前での上手な話し方」についてお話して頂きました。
 
ご講演頂いた以下の各項目についてその概略を報告します。
1. 呼吸法および母音の発音
2. 話し手が聞き手に与える3つの情報
3. 話が伝わる5か条
4. 話の組み立て方
5. 話し上手は聞き上手
6. 人前で緊張しないために

 まず『呼吸法および母音の発音』ですが「横隔膜を下げて、肺をお腹の方に広げる」イメージが大切だそうです。
そして母音の発音の基本を教えて頂きました。
「あ」・・・リンゴをかじるときのような、あくびをするときのような口の形
「え」・・・「あ」から口をやや横に広げる、舌の真ん中から先が少し浮く
「い」・・・さらに横に広げる
「お」・・・「あ」の口の形を縦にして、唇を少し前に突き出す
「う」・・・「お」の形から唇を尖らせる、指1本分くらいはあけるように
なお、劇団四季ではいつも以下の発生訓練をしているとのことでした。
リトルマーメイドのセリフ「ほらみて、いいでしょう? 大切な宝物」の子音を取って、かつ抑揚を付けて母音だけで「おあいえ、いいえおう?あいえうあ あああおお」と。

 次に、『話し手が聞き手に与える3つの情報』についてお話して頂きました。
3つの情報とは、「言語情報」、「聴覚情報」、「視覚情報」ですが、それぞれの情報の聞き手に与える影響力は7%、33%、55%であるとアメリカの心理学者メラビアンが研究と実験に基づき提唱したそうです(メラビアンの法則)。
人に話をするときには話の内容(構成を含む)=「言語情報」、話し方(声の大きさや抑揚等を含む)=「聴覚情報」、話し手の外見や態度(身だしなみ、表情、姿勢、仕草等を含む)=「視覚情報」が大切であることは理解できますが、その中でも「視覚情報」が大きなウエイトを占めていることは驚きであります。
人前で話をするときには、メラビアンの法則を念頭に取り組むことが必要でしょうね。

『話が伝わる5か条』とは、以下の5か条のことです。
その1.大きな声を出す
その2.スピードを変える
その3.間をあける
その4.声のトーンを変える
その5.わざと噛む
垂水様からは、星の王子さまの一節「いまぼくが見ているのは、単なる入れ物にすぎない 本当に大切なものは、このなかに入っている 目に見えない何かなんだ」を5か条のそれぞれを踏まえてナレーションをして頂きましたが、確かに、平坦に読み上げるのとは違って、心地よく聞くことが出来ました。

 『話の組み立て方』では、番組造りに大いに活用している方法を紹介して頂きました。
通称「ペタペタ」と言っているそうですが、これはいわゆる「POST IT」カードに番組に関する項目、その内容等を何枚も記入し、壁や床に貼り付け、順番を入れ替えたりしてより良い番組作りのために活用しているそうです。
NHKの局内では結構行われているそうで、垂水様は今年の神戸ルミナリエを紹介する際に、今年のルミナリエ、震災とルミナリエ、震災を知らない世代の活躍というそれぞれの切り口で「ペタペタ」を活用して話の組み立てをされたそうです。

 『話し上手は聞き上手』という言い回しはよく聞きますが、垂水様は「聞き上手の極意」として
以下の項目をあげられました。
あ・・・相手に興味を持つ
い・・・いい質問をする
う・・・うなづきと相槌
え・・・援護射撃
お・・・おしまいまで聞く
各項目について更に具体的なお話をして頂きました。
1 相手に興味を持つ
・内容としては、この人との会話から、何かを学びたい、新しい知識を得たい、経験談を聞きたい、この出来事をこの人ならどう感じるか、等々。
・相手の話に「傾聴」する、つまり耳を傾ける、心を傾ける。
2 いい質問をする
・「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」ではいい質問するとそれぞれ以下の効果が得られます。
・「オープンクエスチョン」では、話を広げたり、相手の気持ちや考えを引き出せる、話し手が自由に話せる、多くの情報が得られる。
・「クローズドクエスチョン」では、はい、いいえで答えられる、ものごとの結果をはっきり知りたいときに有効、ただし、この質問だけだと会話が途切れやすい。
・更に、妄想力、想像力を駆使し、あの手この手の質問をして相手から答えを引き出す。
3 うなづきと相槌
・相手への共感、オウム返し、言い換え等が効果的
4 援護射撃
・救け船を出す、相手を否定しないことも大切
5 おしまいまで聞く
・頭のいい人は、結論が見えてしまう、自分の知識を披露したくなるものですが、相手はただ単に言いたいだけ、聞いてほしいだけのケースもあるので、そこはぐっと我慢して「おしまいまで聞く」ことが大切

『人前で緊張しないために』・・・、誰でも人前で話をする時は緊張するものだと思いますが、場慣れした垂水様でも緊張をしないために以下の様なことをされているそうです。
・原稿をいったん忘れる
・早めに会場に入る
・味方を見つける・・・会場内には当方の話にいちいち頷いてくれたり、真剣に聞いてくれたり
する人が必ずいます(味方)。その人たちに向かって話しかけるように
することだそうです。
 ・気にしない・・・あれこれと悩まないことだそうです。

 最後に、ご講演の中で、レポート制作に当っての裏話もいくつか披露して頂きましたのでご紹介します。

神戸放送局時代の垂水様は、スタジオを離れての取材も多く、学校を訪ねたり、スポーツの取材を行っていたそうです(サッカーのヴィッセル神戸やアイナック神戸レオネッサ、バンディオンセ加古川等)。
 また、大相撲の取材も行っていたそうですが、特に芦屋市出身の貴景勝を幕内以前より応援されていたそうです。昨年の幕内昇進後に貴景勝にインタビューした際、「関取になって個室(一人部屋)になってよかったですね」と問いかけたところ、しばらく間をおいて「大部屋の方が良かった」との返事が返ってきたそうです。
理由を聞いてみると「個室にいるとお化けが出てきそうでこわい。大部屋がなつかしい。」と言ったそうです。人の話は「おしまいまで聞く」ことが大切であると実感したとのことでした。
 
 現在、大阪放送局でご担当の「ウイークエンド関西」では、北九州放送局時代に取得した気象予報士の知識を駆使して、日常生活の中に気象に関することを織り込んだ放送をするように心がけているそうです。
ぶらくり会開催の週末(7月14日(土))の「ウイークエンド関西」では醤油発祥の地・湯浅町の醤油作りをレポートされていましたが、醤油作りには真夏の暑さが必要であることを「暑い夏としょうゆの深~い関係」というキャッチコピーを前面に出して説明されていました。
 また、下打ち合わせの段階では、地元の方々が「田舎だから何もアピールするものがないと」と言われていたのを、垂水様は「妄想力」「想像力」を働かせ、あの手この手で質問をし、先付から水物まで醤油で作ったグルメツアーがあることを聞き出し、このグルメツアーが番組に取り入れられ放映されました。

 垂水様の聴講生を引き付ける話術と快活な話しぶりは、TVキャスターという職業柄だけからではなく、常日頃より様々な工夫と研究を重ねられて結果であると大いに関心した次第です。
今回の講演をご縁に、垂水様のご活躍を応援していきたいと思っております。
皆様も、NHK大阪放送局の以下の番組で彼女の活躍ぶりを是非ご確認ください。
・「ウイークエンド関西」・・・土曜 午前7時30分~
・「正午前気象情報」  ・・・土曜 午後0時前
・「18時前気象情報」  ・・・火曜~金曜 午後5時57分~

                                                以上
ぶらくり会世話人  柑芦会神戸支部 平林 義康(大学20期)
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