ぶらくり会29年3月例会報告

ぶらくり会29年3月例会報告

開催日時:3月22日(水)午後6時30分~午後8時
開催場所:神戸市勤労会館 406号室
講  師:1.尾久土正己(オキュウド マサミ)様
       和歌山大学 評議員・観光学部・「教養の森」センター教授
     2.佐藤祐介(サトウ ユウスケ)様
       和歌山大学 地方創生推進事業(COC+)推進室/「教養の森」センター講師
講演テーマ:『和歌山大学の教養教育と地方創生プログラム』
出席者数 :23名

今月のぶらくり会は、小惑星探査機「はやぶさ」の地球への帰還を撮影され、和歌山大学協働教育センター(通称クリエ)のセンター長として活躍された尾久土正己先生と、この度北海道大学の研究員から和歌山大学の講師として着任された佐藤祐介先生に講師となって頂き、2012年に設置された「教養の森」センターで開講されている教養教育と、文部科学省の「知(地)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に採択されて開設した「わかやま未来学副専攻プログラム」を通じて和歌山大学から優秀な学生を輩出しようとしている取り組みについてお話して頂きました。

教養教育については尾久土先生に、副専攻プログラムについては佐藤先生にそれぞれお話して頂きましたので、以下にその概要を報告します。

まず、「教養の森」センターで開講されている「教養の森」ゼミナールは、4学部の教員の指導のもと4学部の4学年だけでなく、社会人や留学生も参加し、最大で8回受講できるということであり、「日本一贅沢なゼミ」ということです。講義のテーマは毎回違うそうで、死、愛、科学、学力、経済、グローバル等々1つだけの答えがないテーマで開催されるそうで、教員同士のバトルも頻発するとのことです。具体的には、教養の森は6科目群からなり、学問とその総合性、宇宙とその神秘性、生命とその多様性、人間とその相関性、世界とその連動性、社会とその公共性、を考える講義をされるそうで、大学という場において出会うすべての学問の出発点とその到達点がこれらの科目群に含まれているとのことです。

さて、経団連が会員企業を対象に20年前から実施している「企業が求める人材」に関するアンケートで、企業が選考にあたって重視した点を25項目から5つ回答する設問では、10年間連続で「コミュニケーション能力」が第1位となり、以下5位までは順に「主体性」、「協調性」、「チャレンジ精神」、「誠実性」と不動であります。ただし、素人考えで企業が重視しそうな「専門性」、「学業成績」、「出身校」等の項目は下位にランキングされています。このような背景および経済連からの反論もあって、近年の文科省の文教政策、「経済学部不要→新学部に改組」、「教養不要→専門大学の設置」との文系、教養系教育軽視の発言はトーンダウンし、経済学部は不要といわなくなったそうです。

先が読めない現在、必要とされている人材は、専門分野以外の知識がほとんどないいわゆる「I型」人間ではなく、専門分野以外のさまざまな分野の知識を持っている「π型」人間ということですが、和歌山大学の「教養の森」センターでの教養教育はまさに「π型」人間を育てる豊かな教育システムではないかと思います。

和歌山大学では、学生の自主性・創造性を開拓し、個性的な大学を目指すとともに、地域社会との連携を目指して、政府や経済界の要請に先んじて、2001年にクリエを創り、2012年には「教養の森」センターを設置、2016年準必須科目として「わかやま未来学」を開講しております。そして、これらの活動の結果、クリエのソーラーカープロジェクトでは2015年の鈴鹿4時間耐久レース「エンジョイクラス」優勝、総合2位の快挙を、映像制作部門ではNHKのコンクールで2回の全国優勝も果たしておられることは皆さまご存じの通りです。

2012年に設置された「教養の森」センターには、様々な教養科目がありますが、2015年に文科省より大学版地方創生事業として「知(地)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に採択されたこともあって、準必修科目である「わかやま未来学」と、地域に入って地域の人たちと学ぶ「わかやま未来学副専攻プログラム」が立ち上げられました。
特に、「わかやま未来学副専攻プログラム」では、和歌山県の深刻な地域課題解決に向け、近隣の大学、地方公共団体、県内企業、NPOなどとともに立ち上げた共同事業体「紀の国大学」のもと、各市町の抱える課題解決のため、学生が、実際に地域に出かけて地域の皆さんと出会い、地域の現状を把握し課題を発掘しているそうです。そして、学生たちは地域の皆さんと課題を共有しながら、大学と地域が持っている知を結びつけた新たな知を提供して、課題解決を模索しているとのことです。紀の国大学では、①ものをつくる(6次産業化)、②しごとをつくる(商品・技術開発)、③ひとをつなぐ(移住先進地の再興)、④まちをつくる(命と生活のインフラ)を4つの教育テーマに掲げ、現在では10の市町と連携しながらそれぞれの課題解決に取り組んでいるそうです。

和歌山大学では、尾久土先生や佐藤先生をはじめとした諸先生方の努力により、クリエや「教養の森」センターが立ち上げられ、優秀な学生が育ちつつあるところですが、今年4月よりこれら2つのセンターは、ユニットに変更されるとのことです。そして、キャリア教育を含めて「教養・協働教育部門」に改組されるようです。これは、前学長の2014年の教育活動宣言が3年で収束したことを意味します。大学でこのようなドラスティックな変更があっても、「豊かな教養と人間力を育てる」ため、新年度からも努力するとの尾久土先生、佐藤先生のお言葉がありましたので、我々OB・OGも先生方を物心両面で後押ししていきたいと思います。
 
   ぶらくり会世話人  平林 義康(大学20期)

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3月度ぶらくり会『和歌山大学の教養教育と地方創生プログラム』

柑芦会神戸支部会員の皆様


こんにちは。
先日の新年会は皆様のお蔭で盛況のうちに終えることが出来ました。ありがとうございました。


今年もぶらくり会を以下の要領にて開催する予定にしておりますので、皆様のご近所の会員様をお誘いあわせのうえ是非ご参加下さい。


1.開催頻度:年5回。従来通り、奇数月(3月、5月、7月、9月、11月)に開催
2.開催日:平日の夜間(各月の第3火曜日を原則とするが、講師の都合等により他の曜日に変更の可能性あり)
3.テーマ:アカデミックなものと気軽に聞けるものを織り交ぜて開催


上記の各項目は、昨年の支部総会の際にアンケート調査をさせて頂きましたが、その時の皆様方のお声を反映させて頂いております。


さて、3月度のぶらくり会は、母校・和歌山大学評議員で「教養の森」センターの教授をされている尾久土正己先生と同センターの講師をされている佐藤祐介先生をお招きして『和歌山大学の教養教育と地方創生プログラム』というテーマでご講演頂く予定にしております。


皆様ご存知のように尾久土先生は、小惑星探査機「はやぶさ」の地球への帰還をオーストラリアまで撮影に行かれ一躍有名になられました。
その後、和歌山大学協働教育センター(通称クリエ)のセンター長として活躍されましたが、そのクリエの教え子たちは、例えば昨年の鈴加サーキットのソーラーカーレースで優勝するなど着実に実績をあげられております。そして先生の実績に対しては文科省他から数々の賞が授与されています。
このような輝かしい実績を挙げられている先生ですので、この度のミッションに対しても必ずや大きな足跡を刻まれることでしょうし、和歌山大学を「さすが和大」といわれるような学府に引っ張り上げて頂けるのではないかと期待しているところです。


3月度のぶらくり会の開催要領は以下の通りですが、添付資料も併せてご確認ください。
1.開催日時:3月22日(水)18:30~20:00
2.開催場所:神戸市勤労会館 406号室 (三宮駅より徒歩約5分)
  http://www.kobe-kinrou.jp/shisetsu/kinroukaikan/
3.会費:1,000円
4.その他:講演終了後、近隣の居酒屋で懇親会を開催します(参加自由、予定会費2,500~3,000円)。


出欠のご連絡は講演会、懇親会毎に3月12日(日)迄に、世話役平林宛、メールあるいは携帯電話にてお願いします。



                                  2017年1月25日
柑芦会 神戸支部会員各位
近隣支部会員各位

3月度ぶらくり会(第188回)例会開催のご案内
拝啓、
一年で最も寒いと言われる大寒も過ぎました。あとは三寒四温と本活的な春に向かっていく季節となりましたが、皆様には、健やかにお過ごしのことと拝察致します。
さて、3月度ぶらくり会を下記要領にて開催いたしますので奮ってご参加下さい。
                                       敬具
                         記

1.日時:2017年3月22日(水) 18:30~20:00
2.場所:神戸市勤労会館 406号室
      神戸市中央区雲井通5丁目1-2
     TEL 078-232-1881(三宮駅より徒歩5分)
     http://www.kobe-kinrou.jp/shisetsu/kinroukaikan/
3.講師:〇尾久土正己(オキュウド マサミ)様
       和歌山大学評議員・「教養の森」センター教授
      〇佐藤祐介(サトウ ユウスケ)様
       和歌山大学 地方創生推進事業(COC+)推進室・「教養の森」センター講師

4.講演テーマ:『和歌山大学の教養教育と地方創生プログラム』

多くの大学で教養科目は専門科目の下にあり、「パンキョー」と揶揄されてきました。
しかし、現代社会は多くの答えのない課題を前に従来の狭い分野の専門教育だけでは解決できなくなっています。
そこで、和歌山大学では2012年度に「教養の森センター」を設置し、専門科目に並ぶ教養科目群を開設し、全国に例のない授業を展開されています。
さらに、2015年度には、文科省によって大学版の地方創生事業である「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に採択され、「わかやま未来学副専攻」を立ち上げながら、人口減少時代の地域社会で活躍できる人材の養成に取り組んでおられます。
教養については尾久土先生に、COC+については佐藤先生にご講演いただきます。

5.会費:1,000円
6.その他:講演終了後、近隣の居酒屋で懇親会を開催しますので、こちらの方にも
       是非ご参加下さい(予定会費2,500~3,000円)

*出欠のご連絡は、講演会、懇親会毎に、3月12日(日)までに世話役・平林迄
  メールあるいは電話にてご連絡下さい。
  ・メールアドレス:hirabayashi9497@yahoo.co.jp
・携帯電話:090-8525-7293

                              以上
                   ぶらくり会 世話役 平林義康(大学20期)

神戸支部(ぶらくり会合同)新年会

柑芦会神戸支部並びに近隣支部の皆様

今年も残りわずかとなりました
日頃は支部活動にご協力感謝申し上げます

今朝の朝日新聞に落合恵子さんの手記が掲載されていました
・・・人生を長編小説と感じていたのはいつの頃までだったか?
歳を重ねて短編小説あるいは短い詩の一説と感じるようになった・・・

時間を大切にして気の置けない同窓の人たちと有意義な楽しい時間を過ごしたいものです。

神戸支部(ぶらくり会合同)新年会を添付のご案内の通り行います。
総会が11月末開催ということで忘年会は行いませんので
1月21日(土)12:00~ 生田神社会館に多数のご参加をお待ちいたします。
新年のスタートにふさわしい会にしたく企画いたしました。
楽しく語り合い、笑い多いスタートを切りたいと思います。

各ブロック長さんより勧誘があるかと思いますが、どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。

今年の冬はことのほか寒くなりそうです。
どうかお身体ご自愛頂き良いお年をお迎えください。

神戸支部幹事長 辻 均
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ぶらくり会28年11月例会報告

ぶらくり会28年11月例会報告

②20161116_183256 11月度ぶらくり会

開催日時:11月16日(水)午後6時30分~午後8時
開催場所:神戸市産業振興センター 801号室
講  師:谷口 充(タニグチ みつる)様
     NEC 関西支社 副支社長
     和歌山県海南市出身
     和歌山大学経済学部卒業(37期)

①20161116_183508 11月度ぶらくり会

講演テーマ:『NECの社会ソリューション事業/私の社会貢献への取り組み』
出席者数:14名

今月のぶらくり会は、柑芦会OBで現在実業社会において大活躍されている谷口充様に講師になって頂き、勤務先企業の社会ソリューション事業の概要ならびにご自身が日常の仕事以外で取り組まれている社会貢献活動についてお話して頂きました。

③20161116_183405 11月度ぶらくり会

NECはかつて手掛けていた携帯電話やスマートフォン事業ならびにインターネット(Biglobe)事業のようなコンシューマー事業より撤退し、現在は社会ソリューション事業に注力するようにビジネスの方向性を転換されているそうです。
ではNECの社会ソリューション事業とは具体的に何か、以下の各項目が紹介されましたが、今や我々の日常生活に溶け込んでしまっていて、当たり前のようにその技術の恩恵を受けている感じすらあります。

1.顔認証システム・・・生体認証技術を研究し、顔認証技術を確立。
5万人の中のひとりを1秒間で特定できるそうです。
大阪此花区にあるテーマパーク「USJ」の年間パスポートは、この技術の応用だそうです。
 2.運転免許証システム
 3.ETCシステム
 4.マイナンバーシステム
 5.電子カルテシステム
 6.警察本部のシステム(全警察本部の約9割のシェア)
 7.消防の指令システム
 8.空港の管制システム
 9.インドの犯罪防止システム
   Etc.

 我々が日常なにげなく利用、活用している事柄の多くに、日本企業の卓越した技術が生かされていると実感いたしました。

 次に講師は日常の仕事以外に、様々な趣味、特技をお持ちでして、マラソン(フルマラソン)、料理およびケーキ作り等硬軟織り交ぜて活動されていますが、今までは自分のため、家族のための人生であったが、50歳からはおまけの人生、今までお世話になった人様のため、社会のためにというお考えで社会貢献活動にも大いに力点を入れて活動されています。
また、学生の就活支援や教育を行ったり、社内の若手社員に対して独自教育を行ったり、自身の手料理を振舞ったりもしているそうです。

社会貢献活動を始めたそもそものきっかけは2011年9月に発生した新宮、熊野川の大水害であったそうです。このとき、会社の上司がボランティア活動に尽力するのをみて触発されたそうです。
新宮、熊野川大水害以外では、以下の自然災害後にボランティア活動をされていますが、ボランティア活動をするにはそれぞれの地域の社会福祉協議会、カトリック教会、ボランティアセンター等とのコンタクトが必要ですし、かかった費用は基本的に交通費を含め自腹(いわゆる「手弁当」)だそうです。

1.東日本大震災後の支援活動・・・6回行かれたそうですが、主な仕事は、漁業支援、農業支援、仮設住宅訪問、独居老人への弁当配達、等
2.丹波市の大雨土砂災害後の支援活動・・・6回訪問。壊れたビニールハウス撤去、個人住宅に流れ込んだ泥の掻き出し、ダム内の流木清掃、土嚢撤去、等
3.茨城県常総市の大雨洪水災害後の支援活動
4.熊本県益城町の大地震後の支援活動

 講師の行われたようなボランティア活動は、新聞、テレビ等の報道で何となくわかっていて、皆さん大変だなあという程度の感覚しかありませんでしたが、実際の活動の中では結構理不尽なこともあるようでした。
それはそれとして飲み込んだうえで活動されている講師には感服の一言しかありません。

 柑芦会OBの講師が実業社会で活躍されるとともに素晴らしい社会貢献活動をされているのをお聞きするにつけ、実業社会をリタイアした自身としては、講師ほどの社会貢献活動は難しいとしても柑芦会活動、地域の様々な活動に関わり、今までお世話になってきた地域あるいは人々にお返しせねばと感じた次第です。

 
   ぶらくり会世話人  平林 義康(大学20期)

④20161116_183256 11月度ぶらくり会

11月度ぶらくり会 「NECの社会ソリューション事業/私の社会貢献への取り組み」

柑芦会
神戸支部会員各位
近隣支部会員各位




皆様、こんにちは。
11月度ぶらくり会を下記要領にて開催いたしますので奮ってご参加下さい。


            記


1.日時:2016年11月16日(水) 18:30~20:00


2.場所:神戸市産業振興センター
      神戸市中央区東川崎町1丁目8番4号
      TEL 078-360-3200
http://www.kobe-ipc.or.jp/access/


3.講師:谷口 充(タニグチ ミツル)様
      NEC 関西支社 副支社長
      (略歴)
      和歌山県海南市出身
      和歌山大学経済学部卒業(37期)


4.講演テーマ:「NECの社会ソリューション事業/私の社会貢献への取り組み」


     ・今や世の中は、人間がパソコン類を使用して入力したデータ以外に
      モノに取り付けられたセンサーが人手を介さずにデータを入力し
      インタ―ネット経由で利用される時代です。
      講師が要職を務められるNECでもモノのインターネット(IoT)システムに
      よって社会に大いに貢献されています。
      講演の前半では、このNECの社会ソリューション事業についてご説明
      頂き、後半では、講師が取り組んでおられる震災等の自然災害の後の
      復興ボランティア活動についてご講演頂く予定です。


5.会費:1,000円


6.その他:講演終了後、近隣の居酒屋で懇親会を開催しますので、こちらの方にも
       是非ご参加下さい(予定会費2,500~3,000円)


*出欠のご連絡は、講演会、懇親会毎に、11月6日(日)までに世話役・平林迄
  ご連絡下さい。

ぶらくり会28年9月例会報告

ぶらくり会28年9月例会報告

開催日時:9月21日(水)午後6時30分~午後8時
開催場所:神戸市勤労会館 406号室
講  師:中右 立代(ナカウ リツヨ)様
整理収納アドバイザー、収納コンシェルジェ
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 (セミナー歴)
・学校厚生会での収納セミナー
・高齢者大学講座(公民館)
・片付け教室(総合庁舎)
・百貨店でのセミナー
・マンション販売センターでのセミナー 他
講演テーマ:『シニアの片付け―今始めよう!身辺整理―』
出席者数:15名

今や世の中はまさに片付けブームであり、片付けに関する雑誌や情報が溢れかえっ
ています(「何を捨て何を残すかで人生は決まる(青春出版社)」、「なぜ死んでからでは手遅れなのか(プレジデント)」、etc.)。
そして、いわゆる「終活」においても、資金計画、エンディングノート、その時に飾って欲しい写真等準備しておくものとともに身辺整理の必要性が言われています。
 そこで、今月は整理整頓、収納に関する専門家をお招きしてお話を伺いましたのでその概要を報告します。

1.まず、なぜ整理整頓、片付けが必要なのでしょうか。
それは、年齢に関係なく人生の節目節目に必要なモノを手に入れてきた、そして気が付いたら身の回りにモノが一杯になっていた、そして今後、安全かつ安心して自活していくには身辺整理が必要だからです。
 特にシニア世代は今後の事を考えた場合には、すぐにでも身辺整理をした方が良いとのことです。
それは、今はまだ、気力、体力、判断力があるからであります。更に、費用面でも今行った方が少なく済むとのことです。ことが起こった後に整理整頓をした場合には、恐らくその費用はご家族が負担することになるのですが、2LDKで少なくとも20万円、場合によっては100万円以上のとてつもない費用が必要になってくるとのことです。

2.何を残し、何を減らすか。
残すものは、今使うモノ、好きなモノ。
今使うモノではなく、使えるモノを取りあえずということで残し続けると、モノは減らないし、結局、モノで溢れかえることになるとのことです。
何を減らすかというと、残すモノ以外のモノでありますが、講師がご自身でされていることおよび講演の受講生がされていることを含めて一部ではありますが以下の各項目を披露して頂きましたので参考にしてください。
なお、減らすとは必ずしも捨てることだけではありません。この点は後述します。
(減らすモノ)
 ・洋服・着物、ブランドバッグ、靴、食器、時計、アクセサリー、箱入りタオル
 ・手紙・年賀状、書籍・書類、鍋、飲まない洋酒、賞味期限切れの品物、レジ袋
 ・何かに使えるかもしれないとしまってある缶
 ・壊れていないが使っていないもの
 ・サイフォン式とドリップ式の二つのコーヒーメーカーがある場合はいずれか一方
・サラリーマン時代の名刺・・・残しておいて役に立つ?ノスタルジーに浸るだけ!?
・子供の思い出のモノ・・・親の思い出であり、子供は残して貰いたいと思っているとは限らないとのことです。
 ・写真、アルバム・・・重さにすると一人平均何キロにもなるそうです。
            いつも見ることができるよう気に入った写真を何枚か写真立て
に入れておく。
 ・卒業証書、表彰状・・・資格証等職業上必要なものを除く。
 ・その他

3.モノの減らし方、活かし方
モノを減らすとは捨てることだけではないと言いましたが、まずは、インターネットを検索し情報収集しましょう。そこには、様々な有益な情報が紹介されていますので、自分にあった情報を取捨選択してください。
場合によっては思わぬ小遣い稼ぎになるかもしれません。
・リサイクル業者に引き取ってもらう
 ・バザーに出品する
 ・寄贈する
 ・フリーマーケットに出品する
 ・リメイクする
 ・知り合いに譲る
 ・ホームレス支援に活用する
 ・資源ごみに出す
 ・その他

4.収納術
整理整頓の基本は、今現在収納している物を「出し」、使うもの使わないもの、要るもの要らないものに「分け」、そして「収納」することだそうです。
例えば、服の場合には、好きな服とそうでないもの、着れるけれども着ないもの等があると思いますが、この場合は好きな服だけを残し、それを収納するのだそうです。
その収納方法としては、
①地番を決める・・・例えば、シャツだけ、セーターだけ、スラックスだけ、の様に
         同じジャンルのものを纏める。
②仕切る・・・箪笥の引き出しに収納する場合には、ジャンルごとに間仕切りを作る。
③見わたせる・・・必要に応じて透明ケースを活用する。
④立てて収納・・・モノの下にモノを置くと隠れて見えない。
⑤床にモノを置かない・・・危険リスクを広げないために。

5.整理整頓のキャッチコピー
・あ 貴方の人生しめくくる モノを持たずに 幸せ気分
・か 片付けは 急に出来ない 少しづつ
・さ 先延ばしするから嫌になる 今できることから こつこつと
・た 立つ鳥は 後を濁さず モノを残さず
・な 並べて見ましょう 今の自分に 大切なモノ

年を取ってくると頑固になってくる、別の見方をすれば感情の老化によって、身の回りのモノを整理整頓できなくなるそうです。
子や、孫、子孫に不要なもの、邪魔なものを残すことのないよう今から身辺整理を始めませんか。気力、体力、判断力のある今がチャンスです。
そして安全かつ快適な老後を過ごしましょう。

 
   ぶらくり会世話人  平林 義康(大学20期)
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9月度ぶらくり会『シニアの片付け―今始めよう!身辺整理』のご案内

柑芦会 神戸支部会員各位
      近隣支部会員各位


拝啓、
 毎日厳しい暑さが続きますが、皆様には、健やかにお過ごしのことと拝察致します。
さて、9月度ぶらくり会を下記要領にて開催致しますので奮ってご参加下さい。
                                                 敬具


                       記


1.日時:平成28年9月21日(水)  18:30~20:00


2.場所:神戸市勤労会館  406号室
      〒651-0096 神戸市中央区雲井通5丁目1-2
      電話番号:078-232-1881
      (三宮駅より東へ徒歩約5分)
 http://www.kobe-kinrou.jp/shisetsu/kinroukaikan/

              
3.講師:中右 立代(ナカウ リツヨ)様
      整理収納アドバイザー、収納コンシェルジェ


      ・㈱クラッシー・ファミリーコンシェルジェ関西(関西電力の関連会社)に所属の
       収納コンシェルジェ
      ・学校厚生会の収納セミナー、高齢者大学講座(公民館)、片付け教室(総合庁舎)、
       百貨店でのセミナー、マンション販売センターでのセミナー等多くのセミナーで
       ご講演の実績あり。


4.テーマ:『シニアの片付け―今始めよう!身辺整理』
      (講師からのメッセージ)
      ・日頃なかなか物が捨てられないとお悩みのあなた。整理収納に対する考え方から、
       いる物いらない物の分別整理方法、さらに使いやすくコンパクトに収納する方法を
       伝授します。
       いつかはやろうと思っている片付けは、体力気力のある今始めることをお勧めします。
       安全で快適に暮しを続けるために。


5.会費:1,000円


6.その他:講演終了後、近隣の居酒屋にて懇親会を開催します。
       こちらの方にも是非ご参加下さい(予定会費2,500円)。


*出欠のご返事は、講演会、懇親会のそれぞれについて、9月11日(日)までに、世話役・平林宛
 ご連絡願います。
                                                          以上


ぶらくり会世話役    平林 義康(大学20期)

ぶらくり会28年7月例会「ぶらくり会ワイン大楽(だいがく)」報告

ぶらくり会28年7月例会報告

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開催日時:7月20日(水)午後6時30分~午後8時
開催場所:神戸市産業振興センター 801号室
講  師:大西 タカユキ(大西 威之、オオニシ タカユキ)様
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     ワインプロデューサー
     スタジオ クロノワ代表(Studio Clos Noir)
     (略歴)
 ・昭和53年西宮市生まれ
・関西学院大学商学部卒
(趣味)
・茶道、三線、バイク、作曲他多数
(資格)
・J.S.A.公認ワインアドバイザー他多数
講演テーマ:「ぶらくり会ワイン大楽(だいがく)」
…今さら聞けないワインマナー、これを知っていればさらにワインが楽しくなる…
出席者数:14名
     
食生活の変化および交友関係の広がりとともにワインを嗜む機会がますます増えてきております。
美味しいのだけれど敷居が高いとか、マナーを知らないからとか、ワインの選び方がわからないとかで、ワインを敬遠されている方もおられると思います。
そこで、ワインに関するプロをお招きして「ワインがもっと楽しくなる基礎講座」と銘打って、ワインに関する基礎知識等を習得するとともに、ワインのマナーのABCを教えて頂きました。

 講演は、講師が予め用意されたレジュメにもとづき、ワインに纏わる事柄をクイズ形式で出題され、聴講生がこれに答えるという形式で行われました。以下に当日のQ&Aの概要を記します。

1.ワインがさらに好きになるワインの基礎知識
①ワインは世界最古のお酒。では、いつ頃から飲まれているのでしょうか?
⇒約8千年前からグルジアで飲まれていたという記録があるそうです。

②赤ワインの赤い色は、どのようにしてできるのでしょうか?
⇒黒ぶどうの皮から出ます。(余談)冷凍したブルーベリーを赤ワインに入れると綺麗なピンク色になるそうです。

③白ワインの味は甘口・辛口で表現されます。では、赤ワインは?
⇒重口(フルボディ・Full-Bodied、渋い)、軽口(ライトボディ、渋くない)といい、
中間のものを中重口(ミディアムボディ)と言います。

④その昔、「悪魔のワイン」と言われたワインとはどんなワイン?
⇒それはあの有名な「ドンペリ」、正確にはドン・ペリニヨンです。
   フランスの修道士ドン・ペリニヨンがワインを瓶詰にしておいたところ瓶の中で発酵がおこり夜な夜なコルクが飛んだことにより「悪魔のワイン」と言われたそうです。また、これが、シャンパン(スパークリングワイン)の由来だそうです。
⑤ワインの味わいを決める4つの要素とは何でしょう?
⇒天候(天)、土壌(地)、人(人)、ぶどうの品種(種)
   ブラインドテイスティング(いわゆる、利き酒)ではまず品種を当てることが重要に
なるそうです。

2.おうちワインをさらに美味しくするテクニック
 ① ワインを飲むとき、3つの楽しみがあります。それは何?
   ⇒色、香、味の順に楽しみます。
    はやる心を抑え、まず色を楽しみ、次に香り、ワインの世界では強い香りのするものとの取り合わせはNGだそうですので、強い香りの香水とかは避けたほうが無難かもしれません。最後に味ですが、ワインはいかに酸味を残すかが味を決める重要な要素だそうです。
 
 ② ワインをグラスに注ぐ時、どの辺まで入れると美味しい?
   ⇒ワイングラスの下から三分の一辺りまで。上部の三分の二を空けるのは香りがたまるようにするためだそうです。
    グラスだけでなく、陶器で飲むのも新しい楽しみ方だそうです。

 ③ 赤、ロゼ、白、スパークリングワイン、美味しく飲む順序は?
   ⇒スパークリングワイン(食前酒的要素)、白、ロゼ、赤の順。
    なお、白は辛口からスタートしてデザートワインは甘口がよいとのことです。

 ④ デキャンターを使う理由は2つあります。それは何?
   ⇒デキャンターに移しかえるのは赤ワインが主ですが、移しかえる作業をデキャンタージュというそうです。そしてデキャンターを使う理由は以下の通りです。
・ワインを空気に触れさせるため(無理やり熟成させる)
    ・古酒の上澄みだけをとるため(滓を取り除くため)

 ⑤3歳の子供でも分かるワインと家庭料理を合わせる方法って何?
⇒料理の色とワインの色を合わせること。
    白っぽい料理には白ワインが、黒っぽい料理には赤ワイが、トマト料理にはロゼワインが合うそうです。
    例えば、白身の肉料理には白ワイン、カツオのタタキやマグロには軽めの赤ワインがいいそうです。
    肉だから赤、魚だから白ではないということです。
 
3.覚えて得するスパークリングワインクイズ
 ① フランスのシャンパーニュには生産年が書かれていないものがあります。なぜ生産
年が書かれないのでしょう?
   ⇒複数年のワインを混ぜてあるから(古いワインを使っている、N.V)。
   なお、シャンパンはシャンパーニュ地方で作ったワインのことであり、家族経
営が中心だそうです(シャンパンハウス)。
ドンペリは、シャンパーニュ地方のスパークリングワインであり、年号を書いてある
が、ぶどうのはずれ年の多い中で当り年にしか作らないため高価になるそうです。

 ② シャンパーニュにはブラン・ド・ブランとブラン・ド・ノワールという種類があります。これはそれぞれどういう意味?
   ⇒白ぶどうから作った白ワイン(スパークリングワイン)をブラン・ド・ブランと
    言い、黒ぶどうから作った白ワインをブラン・ド・ノワールと言います。

 ③ ロゼスパークリングは白よりもランクが上となります。なぜ?
   ⇒一つは、色の出し方が難しい(作り方がむつかしい)から。
    もう一つは、華やかで人気があるから。また、料理にも合わせやすいから。
    通称「ピンドン」と言われるドン・ペリニヨン・ロゼは色調のかわいらしさで人気があり価格も他のドンペリよりも高いそうです。

 ④ 瓶内二次発酵のスパークリングの甘味辛味はどのようにして決まるのでしょう?
   ⇒混入するグラニュー糖、蔗糖等の砂糖の量によって決まる。
    殆どのスパークリングには砂糖が入っており、多く入れれば甘口、少なければ辛口になる。
    なお、良いスパークリングは栓を開けて一日おいても泡がでるが、安価なものは中に炭酸ガスを入れて泡をだすためすぐに泡が出なくなる。

 ⑤ 世界的に人気のフリッザンテ「ランブルスコ」が最もよく合う食べ物は何?
⇒イタリア産の「ランブルスコ」は辛口でも少し甘いので、生ハムが最もよく合うそうです。

4.今さら聞けないワインのマナー
 ① レストランのホストテイスティングは何のためにするの?
   ⇒ワインが劣化していないかをチェックするため。

 ② ワインの乾杯の時、注意しないといけないことって何でしょう?
   ⇒グラスとグラスをカチンと合わせないこと。
    薄いガラスで出来ているため割れることがある。

 ③ ワインのお酌で、日本酒のお酌と大きく違うのは何?
   ⇒・グラスを持たない。手を添えるのも中途半端であり、グラスはおいたままにしておく。
    ・レディー・ファースト。男性が女性の飲み具合を見ながら注ぐ。
     これがスマートなワインのお酌。

 ④ ワイングラスをクルクル回す仕草。これは何のためにやるの?
   ⇒香りがしない時に、香り立たせるため。
    ただし、古いワインではもったいないのでこれはしない。
    家庭では、グラスの上を手で覆って香り立たせてもよい。

⑥ 聞かれてもないのに延々とワインを語る人を何というでしょう?
 ⇒「ワイン痛」と言うそうです(ワイン通ではありません)。

以上の項目の中で、皆さんはどの位ご存知でしたか。
この度の講演で、ワインに対する知識も増えましたし、今までとは違うワインの楽しみ方が出来るのではないでしょうか。
ただ、「ワイン痛」にはならないようくれぐれも注意しましょう。

なお、講師の大西先生は、公式ウエブサイトを立ち上げられていますし、フェイスブックにも参加されています。
ワインに関して更に深く知りたいとか、研鑚を積まれたいと思われている方はキーワード、「大西タカユキ」、「おーみん」、「おーみん クロノワ」等をネットで検索してください。大西先生にヒットする筈です。
 
 
   ぶらくり会世話人  平林 義康(大学20期)
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7月度ぶらくり会「ぶらくり会ワイン大楽(だいがく)」のご案内

柑芦会
神戸支部会員各位
近隣支部会員各位 

皆様、こんにちは。
いよいよ梅雨に入ったようですが、如何お過ごしですか。


さて、7月度ぶらくり会を以下の要領にて開催しますので奮ってご参加下さい。
(詳細は添付シートをご参照ください)


1.日時:7月20日(水)18:30~20:00  
2.場所:神戸市産業振興センター http://www.kobe-ipc.or.jp/access/
3.講師:大西 タカユキ様  プロフィール
      ワインプロデューサー
4. テーマ:「ぶらくり会ワイン大楽(だいがく)」
      ・・・今さら聞けないワインマナー、これを知っていればさらにワインが楽しくなる・・・
5.会費:1,000円
6.その他:講演終了後、近隣の居酒屋で懇親会を開催します(予定会費2,500円前後)


*出欠のご返事は、講演会、懇親会のそれぞれについて、7月10日(日)迄に世話役・平林宛
ご連絡下さい。


===================
平林 義康
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ぶらくり会28年5月例会「誰も知らない水族館の裏話」報告

ぶらくり会28年5月例会報告

開催日時:5月23日(月)午後6時30分~午後8時
開催場所:神戸市産業振興センター 403会議室
講  師:三吉 規央(みよし のりお)様
鹿児島市水族館公社職員(総務課 管理係)
(略歴)
・昭和47年広島市生まれ
・山口県立山口高等学校卒
・和歌山大学経済学部経済学科卒(45期)
講演テーマ:「誰も知らない水族館の裏話」P1010755.jpg
出席者数:19名

 今月の例会は、柑芦会のメンバーとしては異色の職に就かれている三吉規央様を鹿児島よりお招きして、なかなか知りえない水族館の裏話を聞かせて頂きました。
予めご用意頂いたレジュメに沿ってその概要をご報告します。

 そもそも水族館とは博物館のジャンルに属し、日本最初の博物館である上野の東京国立博物館の附属施設として開園した上野動物園において、1882年に「魚のぞき館」として開設されたのがルーツであります。
そして、1897年(明治30年)に神戸・和田岬の遊園地・和楽園に日本で最初の循環型水槽を備えた近代的な水族館が開設されました。

①かごしま水族館は須磨水族園の園長だった男が造った
その方は、吉田啓正さんという方で、水族館業界で1番か2番の存在だと自負されて
いたそうです。
吉田さんは、江ノ島水族館から須磨水族館に移り、1987年のリニューアル時に須磨水族園長として、1997年にはかごしま水族館オープンとともに初代館長に就任されましたが、講師によると勿体ないことに2年で退任されました。
江ノ島水族館とかごしま水族館は追われるようにしてやめられ、尊大な方であったが、水族館のグランドデザインに責任を持つことができ、展示コンセプトの商売人でもあったとのことで、一昨年の死の直後に予想もしなかったことで評価されることになります。
かごしま水族館の出口付近に「沈黙の水槽」と言われる生き物が全くいない水槽が展示されていますが、その脇に「沈黙の海」と題した吉田さんのメッセージが掲示されています。その内容は、人間による環境破壊により、海に魚や植物がいなくなったらどうなるだろうという問題提起をしている内容だとのことで、現在ネット上で話題になっています。

②沖縄から大阪が盗んだものを鹿児島が盗んだ
 「盗んだ」とは穏やかではありませんが、内容はジンベエザメの捕獲方法、飼育方法に関することであります。
ジンベエザメは世界最大の魚ですが、おとなしくてとてもデリケートな魚だそうです。
関西の近隣では大阪・海遊館のジンベエザメが有名ですが、海遊館は沖縄のジンベエザメに関するノウハウを探り当て展示に漕ぎつけたそうですが、鹿児島はノウハウをわからないまま2回の失敗を経てやっと飼育、展示するに至ったそうです。1匹目は沖縄県の漁協から購入したが、現地での餌やりの際に、手網を一緒に誤って飲み込ませていたがために死に、鹿児島・佐多岬で捕獲した2匹目は糞詰まりで死んだそうです。
 現在のかごしま水族館では、大阪・海遊館の獣医が集積したジンベエザメの飼育・展示に関するノウハウを入手したおかげで無事に飼育・展示出来ているそうですが、この獣医のノウハウは鹿児島を経て全世界に流れているそうです。

③生物学「御」研究所
「御」は「オン」と読みます。
昭和天皇も今上天皇も秋篠宮も皆さん生物学者であられます。
昭和天皇はヒドロ虫類の、今上天皇はハゼの、そして秋篠宮はなまずのそれぞれ研究者であられます。
 生物学御研究所は皇居内にありますが、その名称は平成20年10月より今上天皇のご意向により生物学研究所と「御」の文字が削除されたそうです。なお、今上天皇は単に研究所と言われているとのことです。
 講師は、平成15年に今上天皇がかごしま水族館にお立ち寄りになった際に、お話するチャンスがあったそうですが、事前にそのような機会がおとずれるなど思いもよらなかったため、せっかく話しかけられたが、緊張もあって、一言も発することが出来ず頭を下げてしまったそうです。なお水族館からは出版物を贈呈されている由。

④油断すると水族館の運営をよそに奪われる
水族館運営は、もともとは地方公共団体やその外郭団体が運営していたが、平成15年より指定管理者制度がスタートし、株式会社をはじめとした営利企業や財団法人、NPO法人等の法人その他の団体に包括的に代行させることが出来るようになりました。
須磨水族園は元々神戸市が運営していましたが、現在は南知多ビーチランド他2社が運営しています。また、東京のしながわ水族館は開館当初より、事業主体は品川区ですが運営は池袋のサンシャイン水族館を運営しているサンシャインエンタプライズであり、最近新設された京都・仙台と、リニューアルされた上越の水族館は初めから管理運営は民間委託だそうです。
このように水族館(博物館)では独立採算制を導入し、税金ではなく利用者の負担によって運営していこうというのが世界的な潮流になっているそうです。
なお、アメリカのアトランタ水族館は大企業がスポンサーとなって資金を出しているそうですし、メトロポリタン美術館は、金持ちがスポンサーとなってその運営資金を賄っているそうです。

⑤日本学術振興会(文科省管轄の外郭団体)の科学研究費助成事業、通称「科研費」
科研費には研究費本体以外に研究機関がもらえる間接費があるが、この研究費を海外旅行に費やし、間接費を私用につかう事務員まで発生する始末であり、世間に甘えた研究者と研究機関が多いそうです。

⑥イルカとクジラの新規捕獲を禁じられた水族館
世界動物園水族館協会(WAZA)の圧力により、日本動物園水族館協会(JAZA)がイルカとクジラの新規捕獲を禁じられたが、日本では古来より捕鯨の歴史があり、現在でも和歌山県の太地町だけでなく、日本各地でクジラを捕獲している現実があります。

⑦水族館では要らなくなった魚はどうしているか
なるべく他園館に融通したり、購入先に返却するのですが、それでも不要になった魚は「絞めて」いるそうです。
ただ、いまどきの若い職員は絞めることを嫌がるそうです。

 講師の巧みな話術もありあっという間の1時間半でした。
6月半ばよりNHKのドラマ10で「水族館ガール」というさわやかな青春ドラマが
始まるそうですし、皆さん、奥様あるいはお孫さんとご一緒に今一度水族館に足を運んでみませんか。

 最後に、講師から、九州に来られた際には是非「かごしま水族館」を訪ねて下さいと出席者全員に名刺を配って頂きましたので、「かごしま水族館」の住所および講師の所属部署等を以下に記します。

 「いおワールド かごしま水族館」
 公益財団法人 鹿児島市水族館公社
 〒892-0814
 鹿児島市本港新町3番地1
 TEL(099)226-2233(代)
 FAX(099)223-7692
 総務部 管理係 三吉 規央 様
 
 
   ぶらくり会世話人  平林 義康(大学20期)

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