ぶらくり会11月例会が11月20日(火) 午後6時30分より神戸市勤労会館会議室で行われました。
今回は、観光学部名誉教授の大橋昭一先生を講師に迎えし「観光とブランディング」というテーマで20名の出席がありました。
先生は、1932年(昭和7年)生まれで和大経済学部を1955年に卒業されました。(大学3期)
講演に先立ち、先生が昨年4月に瑞宝中綬受章されましたことをお祝いし、ぶらくり会よりお花を贈呈いたしました。

観光とは何か、観光の定義、概念から始まり、ブランドとは何か、国のブランド力・企業製品ブランドのランキングなどお話があり、日本での学問としての「観光学」の未成熟さ、また観光は「人」が動き、「人」を動かすことで成り立つ産業であり、マーケティングやブランド創造の重要性を熱く語られました。先生の80歳とは思えない迫力あるご講演に、しばし学生時代に戻った感じがしました。
観光学部の就職率の高さについて質問があり、「経済は物を動かす」のが根本であるが、観光は「人を動かす」が根本である。結局物を動かすのは人だから、普段から人を動かすということを学生に身につけてもらうよう教えてきた。その辺が企業に認められたのではないでしょうかとお答えいただきました。特に金融関係からの求人が多かったようですが、学生の80%は女子だそうです。
先生には遅い時間にもかかわらず二次会にもお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回は新年会として、平成25年1月25日(金)午後6時30分から、前回と同じ三宮の「老房」で行います。
ぶらくり会世話役 水谷太一(17期)