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ぶらくり会(勉強会)22年11月の例会

ぶらくり会(勉強会)
22年11月の例会は11月9日(火)に開催されました。講師に神戸大学名誉教授
の金持 徹先生にお願いいたしました。「核兵器拡散防止条約のウラオモテ」という
テーマでお説を伺いました。
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金持先生といえば、金持一郎先生のことを思い浮かべます。昭和32年、和歌山大学
経済学部に入学したときの学部長先生でした。金持 徹先生はご子息です。奥様の金
持伸子様がぶらくり会の会員ですので、その縁で講師をお願いいたしました。
先生は「表面科学」学会の権威ですが、その話をしても面白くもなんとも無いとご自
身仰っていて、今回は日ごろ関心があるNPT(核拡散防止条約)についての過去の
歴史をお話してくださいました。

「ご参考」 核拡散防止条約の概要 …ウィキペディアの解説よりとりました…
Nuclear Non-Proliferation Treaty 略称:NTPは核軍縮を目的に、アメリカ
合衆国、ロシア、イギリス、フランス、中華人民共和国の5カ国以外の核兵器の保有
を禁止する条約である。正式名称を核兵器の不拡散に関する条約と言い、核不拡散条
約とも訳される。典型的な不平等条約である。 

核拡散防止条約は、核兵器廃絶を主張する政府および核兵器廃絶運動団体によって核
兵器廃絶を目的として制定された。核兵器保有国は核兵器の削減に加え、非保有国に
対する保有国の軍事的優位の維持の思惑も含めて核兵器保有国の増加を抑止するため
に1963年に国連で採択され、関連諸国による交渉、議論を経て1968年に最初
の62カ国による調印が行われ、1970年3月に発効した。
採択・発効後も加盟国は増加し、2008年12月現在の締結国は190カ国であ
る。

原水爆に関する各国の活動、会議の中で金持先生が最大に評価しているのは1955
年4月に開催されたバンドン会議です。ネール、スカルノ、周恩来等の新興29カ国
の首脳が集まり、平和10原則を確認した会議です。この会議から核不拡散の機運が
高まったとされています。次に昨年2009年4月、アメリカ・オバマ大統領による
プラハでの演説「アメリカは核兵器を使用したことのある唯一の核保有国として、核
兵器のない世界に向けた具体的措置をとる同義的責任がある」を評価していると説明
されました。過去いくたの紆余曲折があるにせよ、最後には「核のない世界」が出現
すると確信していると結ばれました。

次回1月例会は23年1月22日(土)午後6時から、恒例により新年会を開催しま
す。

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